ここでは「南吉×中国語クイズ」の答え合わせができます。目指せ全問正解!
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南吉の作品や、中国と南吉自身の関わりについて、Q&A形式でご紹介します。
南吉作品は中国でも人気なの?
2004年から2018年まで、中国の人民教育出版4年生の教科書に、南吉の童話「去年の木」が載っていたこともあり、中国では南吉作品の訳本がたくさん出ています。記念館の図書室にも中国語の訳本が100冊以上ありますので、ぜひ手に取ってみてください。
南吉は中国に行ったことはあるの?
南吉自身は中国に行ったことはありませんが、安城高等女学校に勤めていた昭和14年、15年にかけて、中国東北部(旧満州)ハルピンの日系新聞「哈爾賓日日新聞」に「最後の胡弓弾き」「久助君の話」「家」など数多くの作品を発表しています。当時の「哈爾賓日日新聞」では南吉の友人江口榛一(小説家・宗教家)が文芸欄の担当をしており、その伝手で作品を寄稿していました。
南吉は中国を舞台にした作品を書いているの?
中国を舞台にした作品では、日露戦争の際、古井戸に落ちた青木少佐が中国人に助けられる童話「張紅倫」、科挙が行われて時代の男女の純愛を描いた小説「鴛鴦」、昼は壺を売りながら夜は泥棒をしていた男とその息子を描いた童話「都の壺商人」などがあります。また、漢口(現在の武漢)へ転校していった教え子のことを詠った詩に「支那漢口へ移ってゆく子に」があります。