新美南吉の代表作「ごんぎつね」。弱冠18歳の作品ながら、児童雑誌『赤い鳥』に発表され、戦後、半世紀以上にわたって教科書に掲載され続けているこの作品は、昭和6年10月の執筆から数えて今年で80年を迎えます。
この間、多くの画家によって挿絵が描かれてきましたが、もっとも多くの方が目にしたのは、昭和46年以来、長く教科書の挿絵として親しまれている、かすや昌宏さんの絵でしょう。平成10年には、新たな原画を用いて、あすなろ書房から絵本化もされました。
本展では、その絵本版の原画フィルム全19点を引き伸ばして、カラーコルトンで展示し、あわせて、「ごんぎつね」誕生の背景や国民的童話と言われるに至るまでの歴史もご紹介します。
80年の時を経て、ますます愛される「ごんぎつね」。その魅力を、背後からの照明で浮かび上がる幻想的な「光彩画」の世界と共にご堪能ください。
◆期間 平成23年7月16日(土)〜10月16日(日)
◆場所 新美南吉記念館
◆観覧料 無料(常設展示室を観覧する場合は高校生以上210円)
◆展示構成
<第一章 「ごんぎつね」の誕生>
昭和6年、中学を卒業したばかりの小学校代用教員である南吉が、どのように「ごんぎつね」を創作し、『赤い鳥』に発表したのか、名作誕生の背景を紹介します。
<第二章 国民的童話への道>
戦後、「ごんぎつね」が数多くの教科書に採用され、半世紀以上にわたって愛されるようになった過程を紹介します。
<第三章 「ごんぎつね」光彩画の世界>
教科書の挿絵として長年親しまれてきた、かすや昌宏氏の「ごんぎつね」の世界を、新たに描き下ろして出版された絵本(あすなろ出版)の原画19点を通して紹介します。原画フィルムを引き伸ばし、照明を落とした会場の中で行灯仕立てにして幻想的に展示します。
<関連行事>
ミュージアムトーク
学芸員がごんぎつね誕生80年記念展〜かすや昌宏・光彩画の世界〜の解説をします。
■日時 平成23年7月30日(土)、8月13日(土)・14日(日)、9月23日(祝)、10月2日(日)・4日(火)
13時30分〜14時
■場所 新美南吉記念館特別展会場
第25回新美南吉顕彰講演会
日時 平成23年8月6日(土)14時〜16時
場所 半田市市民交流センター・ホール
講師 かすや昌宏さん(絵本作家)
演題 「ごんぎつねの世界に魅せられて」
主催 新美南吉顕彰会・半田市教育委員会
→くわしく(顕彰会HPへ)
|